展示会などで同じ動画を延々と流したい場合に使える方法です。
環境
Raspberry Pi 3 model B: Linux raspberrypi 4.14.98+ #1200 Tue Feb 12 20:11:02 GMT 2019 armv6l GNU/Linux
debian_version: 9.8
omxplayer: 061425a [master]
注意として、一度この設定を施すと、ラズパイは動画プレイヤーとなって起動してしまい、通常のコマンドを受け付けなくなります。
再生ファイルの変更などの操作を行う場合には、SDカードを別のラズパイにマウントして、該当ファイルの修正を行います。
例として、私のもっているラズパイでSDカードリーダーを使ってファイルシステム上に動画用ラズパイのSDカードをマウントすると下記のディレクトリに自動でマウントされます。
/media/pi/root/
動画プレイヤーとしての設定
動画プレイヤーにはomxplayerを使います。
/var/spool/cron/piの末尾に下記のコマンドを付記
@reboot /usr/bin/omxplayer --no-osd --refresh --loop -o both /home/pi/movie.mp4
このファイルはユーザー権限でcrontabをした際に参照されるファイルですが、本来的には/etc/crontabに記入すべき内容の気がします。
しかし、私の環境では/etc/crontabに同様の内容を記入してもomxplayerは起動しませんでした。起動順序の問題かなと思いましたが、ひとまず目的は達せられたのでこれで良しとしました。
それぞれの意味は以下の通り
@reboot
@rebootはcrontab内に行頭に記すと起動時に実行するという指定になります。
/usr/bin/omxplayer
omxplayerを起動します。
それぞれのオプションの意味は以下の通り
- –no-osd: 動画に制御情報などを表示しない
- –refresh: フレームレートとサイズのアジャスト
- –loop: 繰り返し再生
- -o both: audio出力
/home/pi/movie.mp4
起動目的の動画ファイル
こちらの記事を参考にさせていただきました。
映像展示の再生デバイスとしてRaspberry Piを使うと最高 – nomolkのブログ